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コラム

VOL. 21 人はなぜ転生するか

Vol.21 人はなぜ転生するか
Inspirational Messeges from the Oneness

ワンネスからの贈りもの ~ インスピレーショナル・メッセージ~

誰でも、いつか今世の旅を終えてスピリットの世界に戻ります。私たちは永遠に旅を続ける「魂」が、「肉体」をまとった「霊的な」存在です。 肉体をまとっていることが「仮の姿」「一時的な表現」といわれることもありますし、スピリットは「永遠の存在」「決して死なない」といわれます。言葉では魅力的に見えるかもしれませんし、奇妙に感じられるかもしれません。そのことを少し解説しましょう。

 

 

通常私たちは、今の「肉体」である自分を「自分という存在そのもの」であると思い込んで生きています。生まれて死んだら終わり!と思っています。しかし実際はスピリットは何度も何度も生まれ、その転生におけるレッスンを学びとると、肉体的な死を迎えてスピリットの世界に戻り、また次の転生でさらに自分の意識を磨くために準備をする、といったふうに数々の生死を経験している永続的な存在です。

 

転生する目的は「スピリットが肉体に宿り、物理的な環境下で人間としてのあらゆる経験を積み、成長するため」です。つまり人間であるということのあらゆる側面を経験し、学んだことを実践し、理解し、霊的に成長するためです。その転生における目的を達成するためのパーソナリティを形づくる「魂の構造」や、家族や環境や国を選び、数々の過去の転生から得たさまざまな経験や叡智を組み込み、入念な準備をして、生まれるのです。

 

さまざまな人種、階層、男女、感情や思考、肉体の表現、役割、環境を通して経験を積んだスピリットがさらに目覚め、バランスのとれた、より洗練された存在に成長しながら、誰もが学んでいるのです。舞台で役を演じる俳優のことを考えてみてください。俳優は、さまざまな環境や舞台設定やシナリオを通して体験を蓄え、学び、さまざまな人物になりきることによって、さまざまな心や感情の機微、思考回路、環境に対する反応を鍛え、人間や世界を理解していき、人間性や表現を磨き、成長していきます。

 

私たちもそうしたスピリットなのです。私たちは演じている役そのものに限定される存在ではありませんが、これまでいろいろな役を通じて学んだスキルや叡智を、この人生の“役”つまり今世の人生を通して表現する、ということにチャレンジしています。さて、日常的なレベルに意識をシフトして考えてみましょう。おぎゃぁと生まれた瞬間から、肉体のなかで生存することが最重要課題となります。

 

家庭や社会や環境に適応していくプロセスで、複雑な人格、性格や役割や環境や観念などの総合したもの)を身につけ、形成していきます。このことは、スピリチュアリティや心理学、セラピーを勉強したことがあるかたは、ご存じの方も多いでしょう。誰もが、家庭・学校・社会、(自身のアイデンティティを見出し)、環境や経験に応じてさまざまな人格の側面を発展させていきます。 魂の構造とは、今世の旅における人格を発展させる際の”ひな形”のようなものです。

誰でも、家庭環境や家庭内での役割や関係から、「特徴的なパーソナリティ」を発展させていきます。しかしそれはその人が演じてきた役割であるかもしれず、本当の内面の姿との大きなギャップがある可能性があります。

 

Vol.22へ続く

<Uploaded 2011.3.11  『転生の目的、人格と魂  (2009.12.8 Channeled By REMI )』

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