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コラム

VOL. 14 魂の世界で教わったこと パート3

Vol.14 魂の世界で教わったこと パート3
Inspirational Messeges from the Oneness

ワンネスからの贈りもの ~ インスピレーショナル・メッセージ~

パートⅢ 幻想から学び、自由なスピリットに変容する

それでも、仕事や、人間関係、健康面、人生のどの側面であれ日常生活の中でそのような状況に直面していることが分かったら、内なるスピリットとワンネスに意識を合わせ、その状況にたいして、私がいま学ぶべきはなにか、私がこの状況でできる最善の行動は何ですか、とガイダンスを求めることができます。ガイダンスを求めたらやってくる直感やサインや答えに従って行動すればよいのです。あとは、自分がその出来事から何を学ぶ必要があったのか、何を見せてくれていたのかを、シンプルに学べばよいことです。

たとえばこの場合、不安定で無知なテレーズも、パワーを試さずにはいられない利己的なジョンも、「共にネガティブな思い込みや習慣を手放し、霊的無知が創り出した不毛で破壊的な現実に気づき、理解し、学んで成長する」必要があったと分かるでしょう。また、この二人の象徴的な性質を<男性・女性の関係><内なる男性性・女性性><被害者・加害者ドラマ>の観点で、読み解くこともできます。

 

世界のどこかで「テレーズ」が、「ジョン」のようなクラスメートとのトラブルから助けてください、と祈ったのかもしれません。そのSOSに応じて、スピリットガイドがやってきて、スピリチュアルな次元で「テレーズ」に教えていたのでしょう。そして朝起きたとき、テレーズが夢としてその出来事を覚えているかもしれません。はっきりと夢は思い出せないけれど「昨日までと何か違う感じ」がしているかもしれません。

 

そして朝クラスメートに会ったときに、今までの感じ方や、考え方、反応や態度が少し違う気がするかもしれません。いじめられそうになっても、いつもと違った反応をしている自分に気づき、クラスメートも彼女をいじめるより、友達とサッカーをするほうが楽しいと感じられるかもしれません。本人たちが「微細な変化」を自覚していようとしていまいと、スピリットの世界で学んだことは、彼女の日常の感情・思考・意識に変化をもたらし、行動や態度にその変化が反映されるというわけです。

 

私たちは、私たち自身のマインドに内なるテレーズ、内なるジョンが存在すること、状況や度合は異なれど、共通の痛み、苦しみ、間違いがあることを素直に認め、パターンを繰り返すことをやめ、成長することができます。そして、スピリットガイドたちが、このようにしていろいろなトラブルや懸念事項にたいして具体的な対処方法や、教えを教えてくれていることを理解できれば、私たちも常に新しく学んでいくことができます。

 

痛みや不安、争いや価値判断という現実ではあるけれども、スピリットの真実に根ざしていない「幻想」の世界から自分自身を自由にし、自他の学びを理解することができれば、ジョンとテレーズは、とてもよく似た面やレッスンを持った、よい友達となるでしょう。すぐにではないかもしれませんが、それぞれのレッスンをいくつも学び、徐々に他の人たちと戦うかわりに協力したり、励ましあい、笑ったり、創造しあうことができるようになるでしょう。

 

17世紀の英国の詩人、ジョン・ミルトン(失楽園の著者)の名言に「心は自らのうちに地獄から天国をつくり天国から地獄を作り出す。」というものがありますが、まさにそのとおりです。私たちが何を創り出すかについては、私たちの自由意志に委ねられています。選択をまかされているのです。それはどこか別の場所にあってそこに行けば貰えるとか、誰かが与えてくれるものではなく、ひとりひとりが自らの意思で心の中に形成していくものなのです。

 

宇宙の法則のひとつに「引き寄せの法則(Law of Attraction)」があることはよく知られています。私たちは、たがいに共通のレッスンをもつ存在を引き寄せます。そしてそのレッスンから学んだことを実践する機会も与えられています。こ れを読んでくださっている皆さんも、私も、何かが起きたなら、それまで学んできたこと、理解してきたこと、育ててきたスキルや才能を活かし応用する、よい機会と捉えて、楽しむことができるということを、考えてみてください^^。

 

自身のなかにある怖れや葛藤、競争原理などのネガティビティを手放し、代わりに愛、感謝、思いやり、霊的な理解に意識を合わせていけば、その人のバイブレーション(波動)そのものが光の衣となってその人を守り、また羅針盤となって、地上における人生という学びを、教え導いてくれるでしょう。同じことで困っている人に相談されたなら、経験や知恵をシェアしたり、手助けしたり、励ますこともできます。

 

それらの行動や経験そのものも、あなた自身のスピリットにどれだけのことができるかを教えてくれ、どれだけ過去の囚われや思い込みから自由になることができるのか、気づかせてくれます。そうしたひとつひとつの実践や経験を積み、成長を重ね、現実をよりよいものへと変化させていくことは、誰にでも、必ずできることです。

 

3月の春分のワークショップのためにチャネリングしたメッセージの一部をご紹介します。

 

『そのためにあなたがたは、異なった個性や、スキル、才能、役割や人生を選んでおり、誰でも、ユニークな環境と経験を通して、その人生において人格や霊性の発展を遂げるのだ。だからこそ、他の人になる必要はない。あなた自身のスピリットがその可能性を最大限発揮して、その人生において、あなた自身のスピリットがこれまで未消化であった部分、学んでいない部分を学び、伸ばすべきを伸ばし、人格や霊性において成長するなら、あなたの今世の目的は大いに果たされているのである。 その学びや進化に、制限も終わりもない。』

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スピリットの世界の教えやコミュニケーションには、私たちのスピリットの意識をインスパイアし、インパクトを与え、ガイダンスや霊的理解を促す、さまざまな寓意が豊かにちりばめられています。今回、Vol.12~Vol.14にわたってお伝えした体験は、数年前のものですが、霊的に重要な意味をもつ記憶は、いつでも鮮やかに、まるでさっき体験したことのようによみがえってきます。

 

そして不思議なことに、時間が経つと忘れていく通常の記憶とは反対に、夢や霊的な出来事や啓示の記憶を数年経ってから思いだすと、そのときに気づかなかったより深い意味が理解できたり、洞察が深まったり、見逃していた情報が浮き上がってきたりするのです。

 

同じ絵を見ていても、同じ音楽を聴いても、同じ出来事の記憶にアクセスしても、スピリットが日々変化し、成長しているので、そのときのバイブレーション、意識、理解の度合に相応する側面が目の前に展開するわけです。ワンネスは、さまざまな寓話、象徴的な物語、映像や詩、音楽、感覚やメッセージなどのコミュニケーションをとおして、わたしたちにさまざまなメッセージを教えてくれます。

 

ご自分で、見たものを解釈するようになりたい。もっとハイアーセルフやスピリットとつながりたい。とお考えの方は、たくさん本が出ていますからぜひ探求してみてください(ただしあなたのスピリットがよいとか真実であることが感じられるものを)。実際に体感したい、どういうことなのかしっかり学びたい、起こったことが実際に何なのかよく分からないので教えてほしい、という方は、ワンネスインスティテュートでもセミナーやワークショップでトレーニングを行ったり、個人セッションを受け付けていますので、興味がありましたら、どうぞご参加してみてくださいね。

 

<Uploaded 2009.5.15 『魂の世界で教わったこと(2009.3.25)』 REMI>

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