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スピリチュアリティの源流

死と生―死への恐れや痛みという制限から「解放」されるということ

 

今日は3月11日。あれから8年という時間が経ちました。

2011年の大震災で亡くなられた方の冥福を祈るとともに、

 

被災された方々の心や体の回復、

 

被災地の復興や復旧がすすみ、

 

安心して生活できるようになることを、心より願っております。

 

2011年2月、ニュージーランドのクライストチャーチで大地震があったことを記憶している方もいらっしゃるかもしれません。

 

2013年3月11日、私はニュージーランドのオークランドという街にいました。ニュージーランドのクライストチャーチが甚大な被害を受けてから2年後。そのときに失ったものの悲しみに街はまだ包まれていることを、現地を訪れた人から聞きました。

 

東北で起きた大震災では、故郷に帰ることができない人々がいまだいらっしゃいます・・・その痛みに思いをはせたとき、何年か前にオーストラリア人男性の方から聞いたことを思い出しました。

 

オーストラリアでは、とくに気温があがり乾燥が激しくなると、山火事が起き、住宅地へも火が迫ってくる。そういうところに住んでいることについて怖くないのか、そしてその危険があって敢えてそこに住む選択をするのか、それについてどう感じるのか、ということについて話をしたことがありました。

 

そのオーストラリア人男性は「日本には地震があり、オーストラリアやカリフォルニアでは山火事が起きる。自然災害はどこにいても起きるから、それをコントロールすることはできない。山火事によって住めなくなったら、また新たな場所へ移り、暮らしはじめるんだ。それがオーストラリアで生きるということ、どこでも同様なんだ。」と話していました。

 

確かに、世界中で、津波や、洪水、山火事などの自然災害、事故、飢餓、暴力、病気、戦争などさまざまな理由で、毎日どこかで人が亡くなっています。

人類の始まりからずっと、人は生まれ、時が経ち、この世を去ります。

生きている間に、何を学び、気づき、経験を集積し、それらをどのように人生に統合して生きるのか。

 

そして一人一人それぞれ異なる時期、異なる形で死を迎えてきました。

 

そうして人類は地上で起きる様々な変化を受け入れ、生き、進化を遂げてきました。

今日、もし自分が死を迎えたとしたら、子ども、家族は、耐え難い悲しみを感じることになる。それでも、それらの経験から何かを学んでいってくれるであろうことを、私は深く信頼しています。

 

いま死を迎えようとする人の心に浮かぶのは、自分にとって大切な存在です。

 

それが地上にいる存在であれ、既に天上へと先だった存在であれ、私たちは大切な存在のことを思い浮かべます。

 

 

その想いは、消え去ることはありません。

 

その想いは、消え去ることはありません。

 

そうして人は、遺された人も、先立つ人も、

前へ進んで行きます。

 

生きて行きます。

生きて、人間としての生から経験を得て

霊的に成長していきま す。
 

肉体を失っても、私たちは永遠に生きていく魂の存在です。

 

死を迎えると、つまり亡くなった方々は、ご自分が亡くなっても存在している、ということに驚かれるかもしれません。

 

多くの人は、亡くなれば、「無」になると信じているかもしれませんが、本当はそうではないんですね。

 

亡くなって初めて、死とは思っていたようなものではなかった、と気づく人のほうが多いのです。

まだここにいるのに、どうして見えないんだ?と慌てるのです。

死を、起きている出来事を、霊的な視点から捉えてみましょう。

始まったものはいつか終わりを迎えます。

けれど、終わりは始まりであり、何かが始まったとき、何かが終わりを迎えます。それが、万物が存在するありようです。

姿形は変わっても、本質は続いて行きます。

 

わたしたちの肉体は滅びても、魂が生きることは続いて行きます(そして多くの場合、肉体の生を終えた存在、魂とコンタクトをとることができるのです)。

 

地上での生を終えた魂は、多くの場合、新しいレッスンや目的を携えて、霊的成長を遂げるため、再び肉体のなかに生まれることを選びます。

 

そしてまた自身という魂を磨き、さらに進化を遂げるという貴重な機会を得るのです。それらを転生と呼びます。「転生」を通じて、私たちは霊的に成長し、進化していきます。

現在生きている私たちは、今の人生、つまり今生を心から愛し、自身にできる最善を尽くということが、

 

究極的には今生という舞台を大きな感動と、穏やかな笑顔を湛えてこの世を去るという終りへと繋がっていくのです。

スピリチュアルに生きることとは、スピリットの意識で「生きる」ことであり、ワンネス意識とは、究極的には生命の根源へと至るありてあるものすべてと「一つ」に合一していくことです。

 

地上で命あるものの器である肉体は、いつか終わりを迎えます。
けれど、そのおおもとである魂は、いつまでも終わることはありません。そのようなこの世とあの世の成立ちをきちんと理解するとき、死と生の意味は真実の様相を見せ、私たちは死への恐れや痛みという制限から「解放」されるのです。

今年も、そのような道を学び、そのように生きたいと願う方々、霊的な理解を必要とする方々とお会いし、その方たちがもっとも必要とする霊的な援助を差し出すことができるご縁がつながることを、願っています。

 

カリフォルニア州認可登録 スピリチュアルスクール 代表 叶礼美

 

 

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